明石芳彦著「社会科学系論文の書き方」
村上ゼミの毎月恒例、課題図書。毎月1冊、村上先生が選出した本を読み、章ごとの100字要約と1000字感想を提出しています。今回紹介するのは、2022年春休みの課題図書です。
明石芳彦「社会科学系論文の書き方」(ミネルヴァ書房)
著者は、大阪商業大学経済学部経済学科教授。本書が対象としているのは、社会科学系領域の学生である。自身の講義経験をもとに、初めて論文を書く人を念頭に置いて書かれた。論文とはいったいどう書くのか。研究の進め方や注意すべき点などについて、進行段階別に解説している。
―村上先生がこの本を選んだ理由は?
村上先生)社会科学の論文の基本を覚えてほしいという思いがありました。卒論が控えて
いる4年生はもちろん、3年生も年間研究を控えています。ゼミ生たちの今後の活
動を考えたときに、まずは論文の書き方を覚えてほしいと思いました。
―― ゼミ生の感想 輪読をしてみて
3年・丹羽仁菜)この本の輪読がはじまったのは、5 月ごろ。このころは、研究が成立す
るか、福島県内の色々なメディアや機関に話を聞きに行っていた。輪読が進むにつ
れて、研究の切り口も、仮説も変わっていった。紆余曲折を経て、いよいよ本格的
な調査が始まる。同じタイミングで、輪読も終わりを迎えた。何を準備しなければ
いけないのか。調査が始まるまでに、この本をもう一度読み直して、お盆の間に資
料の準備を終えたいと思う。
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