2025前期#8 卒論テーマ再プレゼン+江夏の21球鑑賞!
こんにちは!村上ゼミです!
6月4日(水)前期、7回目のゼミを開催します!
今週のゼミ活動は以下の通りです。
◎1w1w「SNSとポピュリズム」を用いての議論
◎卒論テーマ再プレゼン
◎「江夏の21球」鑑賞
さらに、今回のゼミでは現代社会学科2年の関根匠海(せきねたくみ)さんが見学に来てくれました!現代社会学科の2年生は
<1w1w SNSとポピュリズムの議論>
1week1word「ドイツのための選択肢(AfD)国政第2党に」
(1)SNSがポピュリズムを増幅したり社会の分断を深めたりする懸念について、述べよ
(2)世界の状況を調べ、なぜSNSポピュリズムが世界を席巻するのか説明してください。
(3)では、SNSポピュリズムから民主主義を守るにはどうしたらいいのか、これを論じよ。意見は極端でも構わないし、「何もしない」という判断でも構わないが、安易な結論、感想、批評は不要、根拠を挙げて具体的に主張すること。
この題を元に、4年・3年で議論を行っていきます。議論では「ポピュリズムを抑えるなどの行為には、一人一人のメディアリテラシーを高めることが必要なのでは?」などといった意見が出ます。しかし、「この題に対する改善には国やマスメディアなどの大きな力が必要では」などの話し合いが行われ、「私たち学生に出来ることはなんだ?」、「子供たちのメディアリテラシー教育にも工夫をとなるが、具体的には何をすればいい?」と話し合いの結論が出ない状況が続きます。ゼミ長4年柿岡さんからは「はぁ~」と目に見えるようなため息が出てしまいます。
そのとき、この話し合いの様子を見ていた村上先生からは「この1w1wを用いた10分間の議論っていうのは就活での取り組み(ディスカッション)を見据えてやっている。そこを意識して欲しい。とにかく難しくても良いし、優れていなくても良いから何かしら結論を出さないと就活で他に負けてしまうよ」という声がかかります。
さらに「特に3年生はこの先インターンシップも始まるよ。この場で見知った人との話し合いで出来ないことが、就活の場で出来るわけがないよ」というお言葉もいただきます。
そろそろ就活を意識しなければならない時期を迎えている3年の私(渋谷)は、この言葉が強く心に響きます。改めてゼミでのひとつひとつの活動は全て今後につながっていることを意識して取り組まなければと感じました。
◎そしてこの話し合い終了後、関根さんに向けて村上ゼミの簡単な活動紹介が行われ、一旦休憩に。関根さん見学に来て下さりありがとうございました。
村上ゼミの各種SNSをチェックしてくださっている現代社会学科2年生の皆さん。ゼミ見学いつでも大歓迎です!村上信夫先生か、3年の柴田芽依にご連絡ください!お待ちしております!
<卒論テーマ再プレゼン>
ゼミ長4年柿岡と、3年渋谷が現在の卒論テーマ構想についてプレゼンします。2人の卒論テーマは以下の通りです。
4年柿岡「Z世代にブームの深夜ドラマ~倍速視聴をヒントに~」
深夜ドラマとは、午後11時以降の枠で放送されているドラマのことを指しています。また、近年では若い世代へのアンケートで「倍速視聴」が多く行われているという結果も出ています。これらを踏まえ、深夜ドラマは倍速視聴を行っている若い世代(Z世代)と相性が良いのではというものが研究動機となっています。
3年渋谷「スポーツ界における情報のリーク・スクープが良い理由の考察」
リークとは、スポーツ界において、八百長やドーピング問題、選手の移籍情報・個人情報が公式発表などよりも早く一般の目に流されてることを指しています。このリーク(スクープ)がスポーツ界においては様々な理由から不可欠なものだ、この考えが研究動機になっています。
<江夏の21球 鑑賞>
江夏の21球とは、スポーツ雑誌「Number」に掲載された、山際淳司による短編ノンフィクション作品です。1979年11月4日の日本シリーズ第7戦(広島東洋カープ対近鉄バファローズ)において、江夏豊(広島東洋カープ)が9回裏に投じた全21球に焦点を当てています。
日本シリーズ史上に残る名勝負であるからこそ、スポーツノンフィクションの金字塔とも言うべき同作の題材ともなりました。
過去、スポーツ報道に関する番組に携わり、スポーツ雑誌「Number」の周年企画番組を担当したこともある村上信夫先生は次のように語ります。
「スポーツを担当する人たちにとってNumberの登場は衝撃的だった。それまでのスポーツでは選手のプレーを主に報じていたが、Numberは始めて選手の感情に焦点を当てたものだった。実際にメディア関係者の中でもスポーツ報道はNumber以前・以後と分かれると言われている。」
村上先生が上記のように語った日本スポーツ報道の金字塔、ゼミでは山際さんの作品の影響を受けNHKが作成した特集番組を視聴していきます!
視聴後、村上ゼミの女性陣は「野球が詳しくなくてイマイチ分からない点も多かった。だけど、選手の感情に焦点を当てているので臨場感などが伝わってきました。」と述べます。
ここで一人、趣味がスポーツ観戦の私(渋谷)は大盛り上がり。「現在私が見ているスポーツ報道は、家族愛や助け合いなど背景・感情に焦点を当てた作品が多いように感じる。これは山際さんが作り上げた作品の影響だったのか」と述べました。
▶SNS編集長渋谷逸稀の感想
今回、先生が江夏の21球を鑑賞する機会をいただけたのは、将来的にスポーツを報道する方面に進みたいと考えている私にとってとてもありがたいことでした。改めてありがとうございました。また、卒論プレゼンではまだ少し方向性が固まっていないことが問題としてあります。次回のプレゼン時までにはそこを改善出来るよう今から準備していきます。
次回の前期ゼミ♯8 6月11日(水)は、輪読バトル「メディア社会」、輪読発表「社会の流動化」「再帰的現代化」を行います!次回の投稿をお楽しみに!
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