平田オリザ著 「演技と演出」

 村上ゼミの毎月恒例、課題図書。毎月1冊、村上先生が選出した本を読み、章ごとの100字要約と1000字感想を提出しています。今回紹介するのは、2022年夏休みの課題図書です。


平田オリザ著 「演技と演出」(講談社)


 著者は、芸術文化観光専門職大学学長。国際基督教大学在学中には「青年団」を結成し、戯曲と演出を担当した。自分を把握し、他人とイメージを共有することを考える演劇入門。自然体で話すコツや、演劇的な感動はどうやって起きるかなど、平田メソッドが分かりやすく書かれている。


――村上先生がこの本を選んだ理由は?

村上先生)1 冊目で学んだ戦略論を、行動に移す、具体化するヒントとなる位置づけ。僕

も若い頃に読みました。1 冊目は理論で、それを形にするのが僕らの仕事。ゼミの

プロジェクトにも丁度合ったため、この 2 冊の組み合わせで読んでもらいました。

――輪読をしてみて

4 年・赤平春菜)「普段は単なる視聴者でしかない、演劇の世界。今後、私が働くメディア

業界、そして人生そのものとも重なる部分が多い演劇の世界を、もっと生で体験し

てみたい。いままで生の演劇にはほとんど触れてこなかったが、とりあえず、未経

験でも参加できる俳優ワークショップについて調べてみようと思う。新たな発見が

できる可能性に、わくわくしている。



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